Androider 2012 11 11

書名 Androider+ 2012年12月号
    「新型スマートフォン完全ガイド」
出版社 インプレスジャパン

 「スマートフォン」という文字を見て、
「私には、関係ない」と思ったでしょうか。
 そういう人は、時代から取り残されています。
今という時代は、あなたの「ずっと先」にいて、
さらに、遠ざかっています。
 ましてや経営者が、そう思ったならば、
会社のために、もう経営陣から身を引くべきでしょう。
 パナソニック、ソニー、シャープという、
日本を代表する企業が苦境にあるのは、
テレビ戦争に負けただけでなく、
スマートフォン戦争にも負けたからです。
 2011年10月4日号の週刊エコノミストでは、
「スマホが世界を支配する」という特集で、
「スマートフォンの存在が、任天堂を追い詰めている」と書いています。
(わずか数年前、ニンテンドーのWiiやDSで大成功した超優良企業が、
追い詰められているというのです)
 さらに、週刊エコノミストは、こうも指摘していました。
スマートフォンは、日常生活の中で、
「音楽プレーヤー」「ゲーム機」「ICレコーダー」
「デジタルカメラ」「ノートパソコン」「テレビ」機能を併せ持つ便利な端末。
ただ、それは、同時に専門端末を駆逐する「悪魔の端末」でもある。
(中略)
 大手シンクタンクのアナリストは、
「スマホの持つ多機能性が、他の産業を駆逐すれば、
その雇用を奪い、賃金を減らす」と警告する。
(以上、引用)
 つまり、昨年の秋の時点で、
スマートフォンが引き起こす「スマホ不況」の可能性を指摘しています。
 私は、2009年3月8日に、
スマートフォンの必要性について書いています。
 しかし、当時の反応は、
「日本の携帯電話は、かなり高性能だ。
スマートフォンというものは、必要ない」という声が圧倒的だったのです。
 そこで、私は、頭にきて、
「携帯電話を卒業したら、スマートフォン」という言葉で売り込めば、
岩盤のようにも思える「世の中の雰囲気」が変わるかもしれないと思ったものです。
 あれから3年。
たった3年かもしれませんが、この3年は大きいのです。
IT業界は、「ドッグイヤー」と言って、1年が7年分に匹敵するのです。
 だから、世の中の時計は3年しか進んでいませんが、
IT業界の時計は、すでに21年も経過していると言えるかもしれません。
 「ドッグイヤー」
 IT分野(情報技術分野)における技術革新のスピードを表す概念です。
普通は、7年で変化するような出来事が 、
この業界では、1年で変化すると考えられています。
(犬が、1年で7歳、年を取ることから)
 さて、「LINE」って知っていますか。
今、日本の若者の間では、
「LINE」が「フェイスブック」を上回るような勢いです。
東アジアでも、急速に「LINE」が拡大しています。
 この雑誌には、付録として、
「LINE はじめてブック」がついていますので、参考になると思います。
「今の若者を知るならば、LINEを知れ」かもしれません。

スマホ・デフレ 2011 10 2

書名 週刊エコノミスト 2011 10/4
    「スマホが世界を支配する」

 私は、時間がかかるでしょうが、
最終的には、世界の携帯電話が、
すべてスマートフォンに置き換わると考えています。
 その際、日本の部品メーカーは、
多大な恩恵を受けるだろうと予測しています。
 しかし、物事には、光と影があります。
知人から聞いた話では、スマートフォンを買ってから、
パソコンを使う機会が減ってしまったということです。
 そういえば、私も、スマートフォンのカメラ機能が、
あまりにも優れていたので、
デジタルカメラを買う必要がないかもしれないと思ったことがありました。
(以下、引用)
 スマートフォン(多機能携帯電話)が世界で爆発的に売れている。
ユーザーにとって便利な道具に違いないが、
一方で、多機能であるがゆえに、他の産業を駆逐するほどの破壊力も持つ。
(中略)
 「ゲーム業界に新たな波が起きている。
従来の専用ゲーム機と専用ソフトで遊ぶスタイルは、もはや古い。
スマートフォンの存在が、任天堂を追い詰めている」と、
ゲームジャーナリストは指摘する。
 専用機ではなく、
スマートフォンにゲームをダウンロードして遊んだり、
ソーシャルゲームを楽しむスタイルへとユーザーが移っている。
(中略)
 スマートフォンは、日常生活の中で、
「音楽プレーヤー」「ゲーム機」「ICレコーダー」
「デジタルカメラ」「ノートパソコン」「テレビ」機能を併せ持つ便利な端末。
ただ、それは、同時に専門端末を駆逐する「悪魔の端末」でもある。
(中略)
 大手シンクタンクのアナリストは、
「スマホの持つ多機能性が、他の産業を駆逐すれば、
その雇用を奪い、賃金を減らす」と警告する。
(以上、引用)
 過去に、技術革新によって、
産業構造の変化が起きたことは、よくあることでした。
 しかし、問題なのは、今回の場合、
あまりにもスピードが速いという点かもしれません。
急激なスピードに、企業がついていけないという状況かもしれません。
 IT業界には、「ドッグイヤー」という言葉があります。
これは、IT業界における技術革新のスピードを表す概念です。
普通は、7年で変化するような出来事が、
この業界では、1年で変化すると考えられています。
(犬が、1年で7歳、年を取ることから)
 さて、家庭的には、プラスの面もあるかもしれません。
スマートフォン効果として、
パソコンでは自分の部屋にこもりがちだった人が、
スマートフォンになれば、リビングや台所でも、
インターネット閲覧やメールができるようになります。
つまり、家族をリビングに集める効果が期待できます。





























































































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